爬虫類の輸入は 7 月に山。でも区切りを変えると消える山がある
この記事は 2026-08-27時点のデータで書いています。以後の観測は反映されていません。
公開 2026-08-27
貿易統計で爬虫類の輸入を月ごとに均すと、7 月に山ができます。 2016 年から 2025 年の 10 年平均で、7 月は 32,488 匹、いちばん少ない 2 月は 14,484 匹。 差は 2.2 倍です。
ここから「爬虫類は夏に多く入る」と書きたくなりますが、この山は目によって性質が違います。
動かない山と、動く山
10 年を 2 年ずつに区切って、それぞれの期間で最多の月を出すと、こうなります。
| 区分 | 16-17 | 18-19 | 20-21 | 22-23 | 24-25 |
|---|---|---|---|---|---|
| かめ目 | 8月 | 7月 | 7月 | 7月 | 7月 |
| トカゲ | 11月 | 6月 | 3月 | 6月 | 4月 |
| ヘビなど | 9月 | 9月 | 10月 | 9月 | 11月 |
かめ目の 7 月は動きません。5 区切りのうち 4 回が 7 月です。 トカゲは動きます。11 月・6 月・3 月・6 月・4 月と、区切りを変えるたびに別の月が最多になります。
10 年平均を出すと、トカゲの最多月は 6 月と出ます。しかしそれは 均した結果できた見かけの山で、「毎年 6 月に多い」ことを意味しません。
均すほど、偏りが消える
逆のことも起きます。国ごとに見ると、直近 2 年ではエジプトが 4 月だけで年間の 72% を占めています。記録のある月も 12 か月中 9 か月しかありません。
ところが 10 年で均すと、エジプトは上位 8 か国から外れ、 もっとも偏っている国でも最多月は 21% になります。均した瞬間に、この偏りは見えなくなります。
何をすればよいか
期間を変えて、同じ形が出るかを見ることです。
- 区切りを変えても同じ月が最多なら、その山は実在する可能性が高い
- 区切りを変えるたびに最多の月が動くなら、その山は均した結果である可能性が高い
輸入シーズンのページでは、直近 2 年・5 年・10 年を切り替えられるようにしてあります。 同じデータでも、期間を変えると見える絵が変わることを確かめられます。
この話が当サイト自身にも当てはまること
当サイトの価格観測は、いま 2 日分しかありません。 月ごとの傾向も、季節の話も、現時点では何も言えません。
上に書いたのはすべて貿易統計の話で、店頭価格とは別のデータです。 輸入が多い月に店頭が安くなるかどうかは、この記事のどこからも導けません。